厚生常任委員会 県北地区調査

調査概要

〇参加議員
委員長: 山内佳菜子
副委員長:山内いっとく
委員:  山下博三 斎藤了介 (井本英雄) (坂口博美) (野崎幸士)
〇調査概要
5月21日(火)
①宮崎歯科福祉センター(県内唯一の障がい児者歯科診療)
 ②延岡保健所
③県立延岡病院(化学療法センター・心臓脳血管センター)
5月22日(水)
 ④西臼杵医療センター(西臼杵郡3公立病院の統合・再編)
 ⑤オレンジカフェざいこうじ(地域の居場所づくり)

〇課題・感想
県立病院は、地域医療で大切な役割を担っております。2月にも話題となりましたが、県
立病院は全体で赤字ですが、延岡は経営改善に取組み、成果をあげており、県全体の改善に
期待していきたいと考えます。
また、西臼杵医療センターについては、西臼杵郡の人口が、この30年余りで約4割減少し
、病院を利用する患者も減ることが予想されています。医師数も減少傾向にあり、今の水準
の医療を提供していくことが困難になる可能性があります。この課題解決のため、3つの公
立病院の経営をまとめ、役割分担することで、地域医療体制を維持して行くことを目的とし
ています。今年4月1日から3公立病院を統合した西臼杵医療センターとして運営が開始され
ました。西臼杵には、開業医が二つしかなく、公立病院の役割は大きいため、地域医療のモ
デルとなりそうです。
 日向市では、認知症サポーターの人数が9000人を超えているとのことで、人口からすると
6人に1人が認知症サポーター養成講座を受けており、多いと感じました。県内では、約60
ヶ所、都城では2ヶ所のオレンジカフェがあります。また、認知症に限らず、障がい者の居
場所、高齢者の居場所、子どもの居場所、それぞれ地域の居場所づくりをこれからも推進し
ていきたいと思います。

宮崎歯科福祉センター(県内唯一の障がい児者歯科診療)
1事業の目的
「体の不自由な方にこそ健康な歯を!」をスローガンに、障がい児者が安心して歯科保健
医療サービスを受けることができるよう、障がい児者専門の歯科診療を行う。
2事業の内容
・全身麻酔法や静脈内鎮静法による歯科診療にも対応した障がい児者歯科診療の実施。
※患者数は年々増加し、平成26年度からは1万人を超えている。(全国トップクラス)
※令和5年度実績(延患者数14,293人、うち全身麻酔81件、静脈内鎮静法218件)
・県及び宮崎県歯科医師会が行っている障がい児者協力歯科医の養成への講師や場所の提供
などの協力
宮崎県歯科医師会委託:「障がい児者歯科保健医療推進事業」
「協力歯科医師・歯科衛生士養成事業」

※県内の障がい児者協力歯科医師数91名(R6年2月現在)3その他宮崎市の委託を受け、
在宅の寝たきりの方への在宅歯科医療連携室や市民の生涯を通じた歯と口の健康づくり
を支援する宮崎市口腔保健支援センターを併設
・全身麻酔法により、一度に平均13本ほどの歯の治療が行え、予約は3ヶ月待ち。また、障
がいによっては、麻酔での治療ができるようになるまでに8年かかる場合もある。

延岡保健所
1設置の目的
保健所は、地域保健法に基づき設置された施設で、疾病の予防、衛生の向上など、地域住
民の健康の保持増進に関する業務を行っています。
2施設の概要
昭和55年8月30日竣工本館、車庫(大型、小型)、動物舎、文書倉庫など
3職員配置状況及び主な業務内容
(令和6年4月15日現在)正規職員数34名
所長1名(医師)、
次長(総括)1名(事務)、
次長(技術)1名(薬剤師)
総務企画課課長1名(事務)
・総務企画担当3名(事務)
医療法、介護保険法、原子爆弾被爆者援護などに関する業務
健康づくり課課長1名(保健師)
・健康管理担当5名(保健師3名、管理栄養士2名)
母子保健、栄養改善、歯科保健、がん対策などに関する業務
・疾病対策担当8名(保健師)
結核・感染症対策、精神保健福祉、難病対策などに関する業務
衛生環境課課長(次長(技術)兼務)
・衛生担当4名(獣医師2名、薬剤師2名)
食品衛生、薬事衛生、動物(犬猫)管理、生活衛生などに関する業務
・環境対策担当4名(化学3名、事務1名)
大気汚染、水質汚濁、廃棄物処理、浄化槽などに関する業務
・監視指導担当5名(薬剤師4名、管理栄養士1名)
薬事、食品衛生、水道施設などに関する監視指導業務
・会計年度任用職員数4名
・環境対策担当3名(廃棄物監視員・廃棄物監視業務)
・監視指導担当1名(会計年度支援員・育児休業中職員代替)

県立延岡病院(化学療法センター・心臓脳血管センター)
1病院の概要
 開設:昭和23年9月
 病床数:410床(内稼働388床)
 診療科目:23科
 職員数:567名(医師67名、看護師・助産師394名、メディカルスタッフ93名、その他13
名)
2延岡病院の役割
県土の約4割を占める延岡西臼杵医療圏及び日向入郷医療圏をカバーし、圏域の中核病院
として高度医療やドクターカーなどによる救急医療等を提供している。
【延岡病院が担う役割】
・宮崎県がん診療指定病院(がん)
・急性期を担う中核的な医療機関(脳卒中・心血管疾患)
・へき地医療拠点病院(へき地医療)
・第三次・第二次救急医療施設(救急医療)
・小児地域医療センター(小児医療)
・地域周産期母子医療センター(周産期医療)
・地域災害拠点病院(災害医療)
・第二種感染症指定医療機関(新興感染症発生・まん延時における医療)
3施設概要
(1)化学療法センター(R5.10整備)
外来がん患者の受入体制を強化し、より多くの患者に外来化学療法を提供するため、従
来の外来化学療法室を移転・拡充し、ベッド数を増床(10床→20床)した。
(2)ハイブリッド手術室(R6.2整備)
心疾患、脳卒中及び重症外傷などの救急疾患に係る高度医療提供体制の拡充を図るため
、県北地域初となる、カテーテル治療と外科手術のいずれにも対応できる手術室を心臓脳
血管センターの第3室として整備した。
4経営改善の取組について
DPC制度に適切に対応するため、平成28年度より外部コンサルタントを導入し、経営改
善の取組を院内一体となって推進してきた。その結果、病院の診療実績や医療の質向上へ
の貢献を国が評価する指標(機能評価係数Ⅱ)において、令和6年度の数値が全国1位
(DPC標準病院群1,526病院中)となった。
【DPC制度とは】診療報酬制度における、急性期入院医療を対象とした包括評価制度
【機能評価係数Ⅱとは】在院日数短縮の努力や医療資源(ヒト・モノ・カネ)の投入量、地
域医療を担う体制の充実度など診療実績や医療の質向上への貢献度を評価する係数であり
、DPC制度では、機能評価係数Ⅱの向上が収入増に直結する。

西臼杵医療センター(西臼杵郡3公立病院の統合・再編)
1西臼杵医療センターの設置の経緯
西臼杵郡(高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町)の人口はこの30年余りで約4割減少し、今
後、病院を利用する患者も減ることが予測されている。また、西臼杵郡の人口10万人あた
りの医師数は全国平均や県平均の半分程度であり、その数も減少傾向にある。このような状
況が続くと、今後西臼杵郡では、今の水準の医療を提供していくことが困難になる可能性が
ある。こういった課題に対し、3公立病院の経営をまとめ(経営統合)、役割分担(機能再
編)を進めることで、今後の西臼杵における医療提供体制を維持していくことを目的とし、
令和6年4月1日から、3公立病院を統合した西臼杵医療センターとして運営を開始した。
2センターの概要
(1)名称西臼杵医療センター(西臼杵広域行政事務組合病院事業運営管理局)
(2)代表者寺尾公成病院事業管理者(元県立延岡病院病院長)
(3)3公立病院の役割分担について
高千穂町国民健康保険病院(120床)
急性期病棟(106床)、回復期病棟(14床)(地域包括ケア病棟入院科)
日之影町国民健康保険病院(50床)
 慢性期病棟(40床)(療養病棟入院科)、地域包括ケア病室(10床)
五ヶ瀬町国民健康保険病院(32床)
 一般病床(32床)(急性期一般入院科)、介護医療院(18床)

オレンジカフェざいこうじ(地域の居場所づくり)
認知症の方とその家族が、地域住民や専門家と相互に交流し、情報を共有するとともに、
お互いを理解し合う「場(認知症カフェ)」を開催する。
1名称
オレンジカフェざいこうじ
2日時・場所
毎月第3火曜日14時から日向市財光寺地域包括支援センター内会議室
3事業主体
日向市社会福祉協議会
※毎回、社協のスタッフ3~4名で運営
4参加者
認知症の方とその家族、住民サポーター、介護分野の専門職、一般市民など
毎回20名前後5主な活動参加者全員が楽しめるよう、月ごとに様々なイベントを開催。
【イベント例】
・会場を4つのテーブルに分け、各テーブル4~5名着席し、お茶とお菓子を添えて会話
を楽しむお茶会
・地域のボランティアによるコーラス鑑賞
・ジェンガ、サイコロを使ったゲームなど、テーブルで簡単にできる遊び

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